心身医療科の 國井 泰人 准教授が講演を行いました。
平成29年2月21日(火)に新鶴公民館にて、「こころの健康講演会」として、心身医療科(精神医学講座)の 國井 泰人 准教授が講演会の講師を務めました。
「こころの不調に気づきましょう」と題して、うつ病や統合失調症などについて講演を行いました。
中でもうつ病は、心の風邪と言われるほどかかる人が多い病気です。
「風邪」なので薬で対処すればすぐに治ると思われがちですが、一時的に良くなっても、また再発する可能性が高く、長期的に治療していく必要があります。生活習慣病と同じようなものです。
また、うつ病は精神的な面だけでなく、身体的な面にも影響を及ぼすことがあります。自分自身では自覚がなく、身体的疾患の治療のため通院していたが、よくよく診察してみると原因はうつ病だった、という事例もあります。
重要なのは異変に気付くことと周りのサポートです。うつ病などの精神疾患については、未だに偏見があるため、出来るだけ気付かれまいとする方が多いようです。そうすると孤立してしまい、最終的には自殺に至ってしまう可能性もあります。
何か様子が変だなと感じた際には、積極的に声を掛けておげるようにしてください、とお伝えしました。
参加していただいた約40名の皆さま、ありがとうございました。
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