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研究

リハビリ科(整形外科・脊椎外科学講座員兼務) 佐藤圭汰理学療法士らの研究論文が英文誌に掲載されました

 当センターリハビリテーション科佐藤圭汰理学療法士(整形外科・脊椎外科学講座員兼務)、白土 修医師(同講座 教授/講座主任)らの行った研究論文「Influence of changes in pelvic anteversion during gait on walking ability and physical function in patients with adult spinal deformity: A cross-sectional study」がJournal of orthopaedic science(インパクトファクター 1.805)に掲載されました。
 この研究は、成人脊柱変形(Adult spinal deformity, ASD)患者の歩行姿勢における特徴を当センターが所有する三次元動作解析装置VICONを用いて評価し、その歩行姿勢の特徴が筋力や歩行能力に与える影響を調査したものです。ASD患者は立位姿勢から歩行開始する際に骨盤が大きく前傾する特徴を持つことが明らかとなっており、本研究の結果、歩行の開始とともに大きく骨盤が前傾するASD患者は、前傾の増加の程度が小さなASD患者と比較して股関節の伸展筋力、歩行持久性に悪影響を及ぼしていたという新たな知見を得ました。
 当センターリハビリテーション科と整形外科・脊椎外科学講座は、ASDに対する評価・治療を、より科学的根拠に基づいて実践できるよう引き続き有用な研究を発信していきます。

 <論文掲載先>
  https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0949265823003354?via%3Dihub

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