研究
第 117 回日本呼吸器学会東北地方会で、初期研修医 豊福智美先生の発表が優秀演題賞に輝きました。
2023 年 9 月 2 日、岩手県盛岡市で開催されました第 117 回日本呼吸器学会東北地方会で、初期研修医 豊福智美先生の発表が優秀演題賞を受賞しました。
わが国の食文化の中で千年の歴史がある麹菌(Aspergillus oryzae)を用いた日本酒醸造の作業者に初めて発症した気管支喘息の症例の特徴について、味噌・醤油醸造にかかわる喘息 7 例と対比して詳細に解析しました。さらに、今後、この症例に生じてくる可能性が懸念されるアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)についてその予防策、早期診断についても考察されました。発表の内容は、論理的な根拠に基づき、質疑応答でも、明確でわかりやすい答弁であったことが高く評価されました。
豊福智美、渡邊菜摘、鈴木康仁、久米裕昭
日本酒醸造の作業者に生じた麹菌による喘息の1例の経過
-味噌・醤油醸造関連喘息との比較
第 117 回日本呼吸器学会東北地方会、2023 年 9 月 2 日、盛岡市
豊福先生のこれからの一層の飛躍を祈念しています。
感染症・呼吸器内科
教授 久米裕昭