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研究

佐藤圭汰理学療法士らの研究論文が欧州の医学雑誌に掲載されました。

 当センターリハビリテーション科佐藤圭汰理学療法士(整形外科・脊椎外科学講座員兼務)、白土 修医師(整形外科・脊椎外科学講座 主任教授)らの行った研究論文「Novel assessment of physiotherapy outcomes in adults with structural spinal disorders」が、整形外科・脊椎外科学領域のトップジャーナルの1つである欧州英文誌「European Spine Journal」に掲載されました。
 この研究は、近年問題とされている脊柱の構造的変化(成人脊柱変形や腰曲がり)を有する患者さんに対する理学療法の効果を予測する方法として、新たにProne testとよばれる方法を考案し、その予測能力を検討したものです。一般的に、成人脊柱変形や腰曲がりを有する患者さんに対する治療方針は、運動療法などの理学療法をはじめとした非手術療法が行われますが、その効果を予測する方法は明らかとなっていませんでした。佐藤理学療法士らは、脊柱の柔軟性に着目し、どのような環境であっても、また誰が実施しても簡便に行えることをコンセプトとして、痛みなくうつぶせ姿勢になれるかどうかという新たな評価方法:Prone testを考案し、その有用性を明らかにしました。
当センターリハビリテーション科と整形外科・脊椎外科学講座は、成人脊柱変形や腰曲がりはじめとする様々な脊椎疾患に対する評価・治療を、より科学的根拠に基づいて実践できるよう引き続き有用な研究を発信していきます。

<論文掲載先>
https://link.springer.com/article/10.1007/s00586-023-07696-3

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