菊地臣一 コラム「学長からの手紙  〜医師としてのマナー〜

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1.人との面会の仕方

A.仕事上の面会
仕事上の面会の場合、自分が希望して人と会う訳ですから、あくまでも人の都合に合わせる事です。即ち、日時、時間は相手に合わせなければなりません。その上で人に自分の希望を聞かれたら、答えれば良い。又、アポイントメントを取る場合には必ずその目的を本人或いは、秘書に申し出る事です。

アポイントメントの当日には、万難を排して時間を守るべく努力が必要です。交通渋滞、天候、思わぬアクシデント等が考えられますが、それは全て相手には関係の無い事です。遅くても10分位前には、面会場所の近くまで来て待機しているべきでしょう。時間は厳守です。早すぎるのもいけませんが、予め来ている事を秘書が居る場合には告げるべきです。その際、面会する場合には必ず名刺を出す事です。初対面の場合には、特にこれが要求されます。面会時間は自分の用件が済み次第、相手に勧められない限りは直ちに退席するべきです。


B.自宅、或いは私的な面会の場合
仕事上の場合と同様に必ず相手の都合の良い日時を聞くべきです。時間は厳守ですが、決して約束の時間前に訪問しない事です。御呼ばれの場合には普通、2,3分から5分位遅れて行く事が一般的です。服装はその場合場合に応じて、変えてしかるべきです。例えば、何かを依頼する場合の挨拶に行く場合には、当然正装になります。背広、ネクタイ、靴下は靴に合わせて普通は黒です。白の靴下はフォーマルではありません。パーテイ、或いは宴会に御呼ばれした場合には、この限りではありません。カジュアルな服装で良い訳です。

用件が依頼であった場合には、30分から1時間。会食であれば2時間から3時間が普通です。自宅へ出向く場合には、普通は何らかの簡単な手土産、菓子或いは、花等、何でもちょっと心の込もった物を持参するのが普通です。後はその都度の臨機応変で応対すれば良いのですが、言葉の使い方に注意すべきです。

 

 

 

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