大学院 看護学研究科 看護学専攻
精神看護学領域
精神看護学領域では、精神の健康問題をもつ人がその人らしく生活することを支援するために必要な看護援助方法を開発することを目指しています。
精神科医療は、急性期治療を中心とした病院での質の高い医療の提供と精神障害者の地域生活を支える保健福祉サービスの確立が求められています。本研究科の精神看護学領域では、こうした社会のニーズに対応できる高度看護実践者の育成をめざして、現任の看護専門職の教育とともに、精神看護専門看護師の育成コースを設け、精神看護実践の質の向上を図ろうとしています。
● コースの選択
研究コース および CNS(精神専門看護師)コースがあります。
CNSコース(38単位)では、サブスペシャリティとして、リエゾン精神看護、急性期精神看護、精神訪問看護が選択できます。
● 担当教員と最近の研究課題
大川 貴子(准教授)
- 地域における精神障害者家族に対するリフレクティングを用いた実践的介入モデルの開発
- 重度・慢性精神障害者のセルフケア能力の評価方法と看護介入モデルの開発
- 災害後における家族レジリエンスを促す看護アプローチに関する研究
本領域修了生の研究課題の例
- 神経性無食欲症患者が回復へ向かうための支援の検討
−「摂食障害から回復するための8の秘訣」を用いた看護面接より− - ひきこもり者の家族が支援として認識する訪問支援者の関わり
- 精神科病棟における成人の自閉スペクトラム症者のこだわり行動に対する看護師の対応
- 男性発達障害者の家族形成で直面する困難とそれに対する向き合い方
−当事者の語りからの分析− - 精神科急性期治療病棟における統合失調症患者のリカバリー支援
−コンコーダンス・スキルを用いた看護面接を通して− - 精神科病棟における自閉スペクトラム症者のこだわり行動に対する看護師の対応
- 地域で生活する統合失調症患者へのコンコーダンス・スキルを用いた支援の検討
- 精神疾患を持つ女性が周産期に抱える困難と求める支援
−当事者の語りからの分析− - 重度の統合失調症患者の地域生活維持に向けた訪問看護師の支援
- 地域で生活する境界性パーソナリティ障害患者のセルフケア能力の向上にむけた精神科訪問看護師の支援
お問い合わせ先 : 教育研修支援課
看護学部 教務係
電話 (024) 547−1806(直通)/ 内線:5110
FAX (024) 547−1984
Eメール
スパムメール防止のため一部全角表記しています