国際交流 International Exchanges
マウントサイナイ医科大学学生交流発表会を開催しました
令和5年6月12日(月)に本学11号館第2臨床講義室にて、マウントサイナイ医科大学学生交流発表会を開催しました。これは、本学とマウントサイナイ医科大学(アメリカ)が締結している学術交流協定(MOU)に基づく事業の一環として開催されたもので、交流発表会では本学医学部4年生の瀧本敬慎さんと小池妃世莉さん、マウントサイナイ医科大学医学部のPriya Singh(プリヤ・シンハ)さん、Stephanie Montesino(ステファニー・モンテシノ)さんが発表を行いました。
瀧本さんと小池さんは、令和5年4月1日(土)から5月14日(日)までマウントサイナイ医科大学に留学し、アメリカでの臨床の現場を学びました。また、Priya Singhさん、Stephanie Montesinoさんは、令和5年6月5日(月)から7月14日(金)の期間で本学に留学しています。
瀧本さん、小池さんはマウントサイナイ医科大学での体験や学びについて発表を行いました。瀧本さんは発表の中で「マウントサイナイ医科大学に留学し、多くの講座で横断的に研修することができましたが、言葉の壁を感じました。英語の勉強に対するモチベーションがアップしました」と述べ、今後の勉強に対する気持ちを新たにしていました。また、小池さんは「小児科、内分泌科など、5つの診療科をローテーションすることができました。特に、心臓の移植手術を見学し、間近で最先端の移植手術を目にすることができたのは大きな財産となりました」と留学先での貴重な体験を語りました。
Priya Singhさん、Stephanie Montesinoさんは、本学に留学を決めた経緯や現在学習を進める災害医療について発表を行い、「放射線災害による差別や偏見は今でも大きな問題だと思います。福島の現状について真実を学び、アメリカに持ち帰り共有することが重要であると感じました」と福島で学ぶ意義を述べました。
進行、発表及び質疑応答は全て英語で行われましたが、参加した学生や教員から多くの質問があり、活発な意見交換の場となりました。