

地域のみなさまへ
保健医療交流事業 (講演会) レポート
●腰痛・膝痛の原因と予防法について
大玉村・令和6年12月18日(水)


講演会は令和6年12月18日9時30分より大玉村農村環境改善センターを会場に開催された。講師は整形外科学講座 鈴木駿介助手が務められた。講演は「腰痛・膝痛の原因と予防法について」をテーマに行われた。
【講演内容】
初めに、講師よりについて腰痛について説明があった。
・男性、女性とも腰痛を訴える方が多く腰痛はいわゆる「国民病」ともいえる。
・腰痛の定義として、肋骨とおしりの間の領域の痛みをいい、4週間未満の腰痛は急性腰痛、3か月以上継続していると慢性腰痛と定義している。
・腰痛の原因は複数あり、背骨に起因するもののほか、神経や内臓、心因性のものもあり、必ずしも背骨が原因とは限らない。さらには原因がはっきりとわからない腰痛が全体の85%を占めている。
・腰痛の原因は生活習慣と密接に関係があり、体重や喫煙・飲酒などが関係している。
・腰痛の治療は安静にすることや薬物療法、運動療法などがあるが、急性腰痛症の場合が安静にしていることが必ずしも有効ではなく痛みに応じて活動性を維持したほうが軽快しやすい。一方慢性腰痛症の場合、運動療法や痛み止めなどが有効。
・運動療法では柔軟性の向上と体幹の筋力の強化が重要。また慢性腰痛に対しては有酸素運動が有効。
次に骨粗鬆症について説明があった。
・骨粗鬆症とは骨がもろくなり骨折しやすい状態を指し、特に女性は閉経後急速に骨量が減り骨粗鬆症になりやすい。
・骨粗鬆症が基盤となる腰痛としては、圧迫骨折や筋疲労性の腰痛がある。
・骨粗鬆症の診断は病院に行かなければ診断できない訳ではなく、若い時との身長の比較で4〜5センチ低下していることや、軽微な外傷で骨折が発生するなどがあるなどいくつかのチェックポイントがある。
・骨粗鬆症の危険因子としては、閉経や加齢などの身体的要因や偏食や無理なダイエットなどの生活習慣があげられる。
・ただしそれら危険因子がわかっていることと有効な薬物が存在することから、予防や治療は可能である。
・予防と町の基本は骨を増やすことと骨を減らさないようにすることであり、運動+食事療法さらには薬物療法が基本となる。
次に膝痛について説明があった。
・膝痛の原因としては急性のものとしては靭帯損傷や骨折、脱臼などがあり、慢性のものとしては変形性膝関節症や関節リウマチなどがある。
・変形性膝関節症は膝関節の老化現象であり、膝関節内の軟骨が摩耗し骨が衝突することで痛みや変形が生じるものである。推定患者数は1000万人、予備軍は3000万人いるとされている。
・治療としては保存療法(運動や原料な減量などの非薬物療法及び薬物療法)と人工関節置換術などの手術療法が推奨されている。
・このうち運動は太ももの前側の筋肉を鍛えることが重要で一か月継続すると症状が改善し、3か月つつけると筋力が回復する。
・通常の歩行で膝への負担が体重の3倍、階段の上り下りだと膝への負担が体重の8倍かかると言われていることから減量も非常に有効。
・ある程度症状が進んでしまうと手術が有効であり、人口膝関節全置換手術は痛みが取れる確率が高く、効果が20年〜30年ほどと長いなど利点も多い。
最後に腰痛・膝痛予防のためには運動、ウォーキングなどの全身運動が有効であり、規則正しい生活が大事であること。腰痛・膝痛で悩んでいる方は無理なく続けられる治療法を選択し、自分に合った治療法を見つけることが大事であることをお話され講演を終えられた。
初めに、講師よりについて腰痛について説明があった。
・男性、女性とも腰痛を訴える方が多く腰痛はいわゆる「国民病」ともいえる。
・腰痛の定義として、肋骨とおしりの間の領域の痛みをいい、4週間未満の腰痛は急性腰痛、3か月以上継続していると慢性腰痛と定義している。
・腰痛の原因は複数あり、背骨に起因するもののほか、神経や内臓、心因性のものもあり、必ずしも背骨が原因とは限らない。さらには原因がはっきりとわからない腰痛が全体の85%を占めている。
・腰痛の原因は生活習慣と密接に関係があり、体重や喫煙・飲酒などが関係している。
・腰痛の治療は安静にすることや薬物療法、運動療法などがあるが、急性腰痛症の場合が安静にしていることが必ずしも有効ではなく痛みに応じて活動性を維持したほうが軽快しやすい。一方慢性腰痛症の場合、運動療法や痛み止めなどが有効。
・運動療法では柔軟性の向上と体幹の筋力の強化が重要。また慢性腰痛に対しては有酸素運動が有効。
次に骨粗鬆症について説明があった。
・骨粗鬆症とは骨がもろくなり骨折しやすい状態を指し、特に女性は閉経後急速に骨量が減り骨粗鬆症になりやすい。
・骨粗鬆症が基盤となる腰痛としては、圧迫骨折や筋疲労性の腰痛がある。
・骨粗鬆症の診断は病院に行かなければ診断できない訳ではなく、若い時との身長の比較で4〜5センチ低下していることや、軽微な外傷で骨折が発生するなどがあるなどいくつかのチェックポイントがある。
・骨粗鬆症の危険因子としては、閉経や加齢などの身体的要因や偏食や無理なダイエットなどの生活習慣があげられる。
・ただしそれら危険因子がわかっていることと有効な薬物が存在することから、予防や治療は可能である。
・予防と町の基本は骨を増やすことと骨を減らさないようにすることであり、運動+食事療法さらには薬物療法が基本となる。
次に膝痛について説明があった。
・膝痛の原因としては急性のものとしては靭帯損傷や骨折、脱臼などがあり、慢性のものとしては変形性膝関節症や関節リウマチなどがある。
・変形性膝関節症は膝関節の老化現象であり、膝関節内の軟骨が摩耗し骨が衝突することで痛みや変形が生じるものである。推定患者数は1000万人、予備軍は3000万人いるとされている。
・治療としては保存療法(運動や原料な減量などの非薬物療法及び薬物療法)と人工関節置換術などの手術療法が推奨されている。
・このうち運動は太ももの前側の筋肉を鍛えることが重要で一か月継続すると症状が改善し、3か月つつけると筋力が回復する。
・通常の歩行で膝への負担が体重の3倍、階段の上り下りだと膝への負担が体重の8倍かかると言われていることから減量も非常に有効。
・ある程度症状が進んでしまうと手術が有効であり、人口膝関節全置換手術は痛みが取れる確率が高く、効果が20年〜30年ほどと長いなど利点も多い。
最後に腰痛・膝痛予防のためには運動、ウォーキングなどの全身運動が有効であり、規則正しい生活が大事であること。腰痛・膝痛で悩んでいる方は無理なく続けられる治療法を選択し、自分に合った治療法を見つけることが大事であることをお話され講演を終えられた。
お問い合わせ: 医療研究推進課 研究推進係
電話 024-547-1794 / FAX 024-581-5163
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