|
この3日間を振り返り、学生の私個人としてはできることは少なかったと思います。だからこそもう一回行ってみたいと思いました。もっともっとお話ししてみたいし、もっと被ばく医療について勉強したいと思いました。島根県が同じ状況に置かれた際に主戦力として働ける医療人になりたいと思いました。
|
|
町民の不安は一年以上が経過した今でも根強く残っていることを実感しました。一回きりで話を終えるのではなく、何度も繰り返し話し合うことで不安が少しずつ解決されていくのではないかと思います。
|
|
被ばくに関して正しい情報が町民に届くまでには地道な作業が必要だと感じました。町民の方の不安と向き合い、不必要な不安を取り除いていくことで、悪循環を立て直すことができると思います。強くこちらの考えを説くのではなく、あくまで傾聴の姿勢で求められればお答えするという方法が一番町民の方とコミュニケーションが取りやすく感じました。
|
|
一番印象に残ったのは、一緒に参加されていた島根大学の橋口先生が住民は具体的な、正しい答えを求めているのではなく自分が出した答えを肯定されるのが大事なのだとおっしゃった点です。たしかに、住民の方々は常日頃放射能などの彼らが抱えている問題点に関して、熟慮していました。既に答えは自分の中で出ていました。それを問診の中で先生が住民の方々から不安を引き出し、背中を押してあげるだけで帰る際にはとてもすっきりした顔をしていました。住民の方々の話を聞くことで、生活をする中で生まれる大きな不安が少しでも取り除けるのならこの事業を続けていく意義は大きいなと実感しました。
|