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東京電力福島原発事故が起こってしまった事は不幸な事ですが、この不幸な事例をもとに今後の対策と国の方向性を考えて行かなければならないと思います。残念ながら過去の被ばく事故に関しても、有効な対策が講じられているとは思えません。また、今回のように最大級の被ばく事故(原発事故)が起こったにもかかわらず、体制の変更や避難経路の確保など根本的な対策を講じないのであれば、2度3度と不幸な出来事が繰り返されて行くと思われます。まずは、「福島から始めよう」「福島だからできることがある」という言葉だけで終わらず、福島から真剣に現場の対策を上げて行く事が重要と感じました。そして、現場からの改善策と同じ位大事な物は、今後の国の方向性を考える事だと思います。本当に原発は安価な発電なのか、除染費用・バックエンド費用・賠償金などすべてを含め考える時が来ていると思います。福島県民は、この原発事故にて放射線の知識をかなり学んでいます。体制側が安全を証明する話をしても、危険性について本当の事を言わなければ、しっかりと勉強している市民には受け入れられません。「リスクコミュニケーション」と「よろず健康診断」では良い話も悪い話も、正直に隠さず伝えて行く事が重要だと感じました。今回のセミナーは、改めていろいろな部分に気づくことが出来たので、私にとっては非常に有意義でした。ありがとうございました。
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原発事故から現在までの状況を、様々な視点からわかりやすく学ぶことが出来た。原発事故自体の収束には今後何年もかかるし、その間は被ばくや汚染が起こることを視野に入れながら医療・保健活動をしなければならないと改めて感じた。放射線の不安については、何らかの不安はあるが「気にしてもしょうがない」「今更である」「口に出せない」等、問題の存在がだんだん希薄に、隠す方向になってきている印象であり、外部被ばくや内部被ばくの測定を勧めても、実施しないという選択の方々も震災当初に比べると増えてきている。そんな中でも、自分たちが出来ることはなんなのか、するべきことはなんなのかを考えながら職務に当たっていかなければならないと感じた。現時点では、放射線を測り(可視化)、知り(学び)、記録するということで、自分で行動を選択できるようにしていくことが必要だと思うので、頑張ろうと思った。
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今回のセミナーを終えて、本当に参加することが出来て良かったと思いました。やはり『福島』でしか知ることのできない被災地の状況や現状を知ることが出来たのが大きかったです。東日本大震災は過去に例がないほど被害が大きく、それは地震だけでなく、津波・原発事故と幾つもの災害が重なった複合災害。3年が過ぎで一見落ち着いているように感じられるが実際はまだまだ抱える問題は多かったように思えました。そういった中で自分達はどんなことが出来るのかとても考えさせられました。愛知県には原発はないため、原発事故というのは現実味がないように感じましたが、放射性同位元素を扱うので放射能汚染というのは起こる可能性があるのだと思いました。もしもの時に備えて、準備しておくことの重要性も痛感しました。最後になりましたが、今回のセミナーが楽しく、またとてもいい経験になったのも先生方のおかげかと思います。本当にありがとうございました。
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