耳鼻咽喉科・頭頸部外科
診療科部長
室野 重之(教授)
氏名 | 職名 | 専門分野 |
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室野 重之 | 教授 | 頭頸部腫瘍の診断治療、頭頸部外科、音声障害・嚥下障害 |
今泉 光雅 | 准教授 | 嚥下障害の診断治療、音声障害、中耳・人工聴覚器手術 |
野本 美香 | 講師 | 鼻副鼻腔疾患の診断治療、小児難聴の診断治療 |
池田 雅一 | 講師 | 頭頸部腫瘍の診断治療、頭頸部外科 |
菊地 大介 | 助手 | 耳鼻咽喉科一般、小児難聴の診断治療 |
川瀬 友貴 | 助手 | 耳鼻咽喉科一般、頭頸部腫瘍の診断治療、音声障害 |
垣野内 景 | 助教 | 耳鼻咽喉科一般、鼻副鼻腔疾患の診断治療、小児難聴 |
尾股 千里 | 助手 | 耳鼻咽喉科一般、鼻副鼻腔疾患の診断治療、中耳手術 |
橋本 千織 | 助手 | 耳鼻咽喉科一般、鼻副鼻腔疾患の診断治療、嚥下障害 |
三ッ井 瑞季 | 助手 | 耳鼻咽喉科一般、鼻副鼻腔疾患の診断治療、中耳手術 |
多様な疾患に対応
外来診療は耳鼻咽喉科・頭頸部外科としての一般外来の他に、専門外来(中耳外来、乳幼児難聴外来、鼻外来、音声外来、嚥下外来、腫瘍外来)を通じ、患者さんに質の高い医療を提供することを目標としています。
診療体制
外来(最大8診)、病棟(最大44床)、救急(医師が24時間待機)を有し、年間患者数は、新患約3500人、入院約600人、手術件数約400件となっています。
日常生活を豊かにする治療
聴覚、嗅覚、味覚、発声、嚥下などの障害に対し、日常生活を豊かにするために薬物や手術による治療を積極的に行っています。
可能な限り機能を温存する癌の治療
頭頸部癌治療では早期発見のために診断の工夫を行うとともに、咽頭癌に対する低侵襲治療として経口的切除術を行っており、現在はロボット支援手術も導入しております。また、進行癌に対しては外科・形成外科と合同で根治切除術と再建手術を行い、術後QOLを高めるようにしています。さらに、放射線・化学療法(動注化学療法を含む)も積極的に導入しています。また、新たに認められた光免疫療法についても準備中です。
患者様に密着した医療を
医療機関の先生方との連携医療で患者様に密着した医療を行っています。患者様をご紹介頂いた医療機関への逆紹介を行い、療育機関とも連携しております。
● 診療の詳細案内
病名・病態 | 必要な診療 | 当科の対応方法 |
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●頭頸部腫瘍 唾液腺腫瘍 咽頭、口腔腫瘍 |
画像検査、組織診断 内視鏡検査、画像検査、組織診断 |
手術治療 早期癌には経口的手術(ロボット支援を含む)や放射線治療、進行癌には切除再建手術、放射線治療・化学療法 |
喉頭腫瘍 | 内視鏡検査、画像検査、組織診断 | 病期に応じての手術治療(レーザー手術を含む)・放射線治療・化学療法 |
副鼻腔腫瘍 | 内視鏡検査、画像検査、組織診断 | 手術治療、放射線治療・化学療法 |
甲状腺腫瘍 | 画像検査、甲状腺機能検査、細胞診 | 手術治療、エコーによる経過観察 |
●耳疾患 慢性中耳炎 真珠腫性中耳炎 中耳・外耳奇形 |
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手術治療 |
難聴 | 神経学的検査、画像検査 聴力検査(ABR、ASSR、OAE、幼児聴力検査)、画像検査 |
ステロイド治療 薬物治療、療育機関でのリハビリ、補聴器適合、人工内耳埋込術 必要時は入院治療 |
顔面神経麻痺 | 画像検査、電気生理検査 | ステロイド治療、手術治療 必要時は入院治療 |
めまい | 平衡機能検査、画像検査 | 必要時は入院治療 |
●鼻・副鼻腔疾患 慢性副鼻腔炎 |
画像検査、嗅覚検査、組織診断 |
内視鏡下副鼻腔手術、局所麻酔下での手術(鼻茸切除術)(日帰りもあり)、外来での保存的治療、生物学的製剤 |
アレルギー性鼻炎 | アレルギー抗原検索 音響鼻腔計測法 |
全身麻酔下での手術、局所麻酔下での手術(下甲介粘膜焼灼術)(日帰りもあり)、舌下免疫療法、生物学的製剤 |
●喉頭疾患 声帯ポリープ、ポリープ様声帯、声帯結節 |
内視鏡検査、喉頭ストロボスコープ検査、音声機能検査 |
喉頭微細手術、保存的加療、音声治療を組み合わせた治療、症例により局所麻酔での日帰り手術 |
声帯麻痺 | 原因検索、鑑別診断 | 声帯内転術、声門開大術等 |
嚥下障害 | 嚥下造影検査、内視鏡検査 | 嚥下機能改善手術、誤嚥防止手術 |
喉頭狭窄 | 内視鏡検査、画像検査 | 病態に応じた手術治療 |
●その他 いびき症 睡眠時無呼吸症候群 |
終夜睡眠ポリグラフ検査、画像検査、診断と指導 |
症例により口蓋垂軟口蓋咽頭形成術 またはCPAP療法 |